お知らせ

Corning Incorporated(米国)との協業に向けた取り組みのお知らせ

会社情報

 コージンバイオ株式会社(本社:埼玉県坂戸市、代表取締役社長:中村 孝人、東京証券取引所 証券コード:177A、以下「当社」)はこのたび、Corning Incorporated(本社:ニューヨーク州コーニング、会長兼CEO:ウェンデル P. ウィークス NYSE:GLW、以下「Corning社」)と、組織培養事業における協業に向けた法的拘束力のない基本合意書(Memorandum of Understanding:以下「MOU」)を締結いたしましたので、下記のとおりご報告申し上げます。
 本MOUは、2025年9月29日付で締結済みですが、両社における社内審議等に時間を要したことから、本日付での公表とさせていただくものです。

 

協業の背景と目的

 当社は、長年にわたり培ってきた組織培養用培地の開発・製造技術を強みとし、再生医療・細胞治療・創薬支援分野において、高品質な製品を提供してまいりました。

 一方、Corning社は、ガラス、セラミックス、材料科学の分野における世界有数のイノベーターであり、ライフサイエンス分野においても研究用および産業用途向けの消耗品、機器、ソリューションをグローバルな販売ネットワークを通じて提供しています。

 両社はすでに、中国市場において、当社が製造する組織培養用培地をCorning社の中国法人を通じて販売する協業体制を構築しており、同市場における売上および市場シェアを着実に拡大しております。

 今回のMOU締結は、こうした既存の実績を基盤とし、欧州、米国、東南アジア市場への本格的な展開を視野に入れたものです。Corning社のグローバルな販売・マーケティング力と当社の高品質な培地製造技術を連携させることで、国際市場における競争力をさらに高め、細胞培養・再生医療産業の発展に貢献してまいります。 

 

今後の展望

本協業を通じて、以下の取り組みを推進してまいります:

    • 欧米および東南アジア地域における販売チャネルの共同構築
    • グローバル市場のニーズに応える製品ラインナップの拡充
    • 国際規格に準拠した製造体制の強化と品質保証

 

 なお、本MOUはあくまで法的拘束力のない基本合意であり、両社が協業体制の構築に向けて検討・具体化を進める意思を示すものです。今後の具体的な契約締結および事業展開については、両社で協議・検討を進めてまいります。

 

業績への影響について

 現時点において、本協業合意が当社業績に与える影響は軽微でありますが、今後の進展に応じて、適宜情報開示を行ってまいります。

 

■ Corning Incorporated(コーニング社)について

 コーニング(www.corning.com)は、材料科学における世界有数のリーディングイノベーターとして、創業以来170年にわたり、人々の暮らしを変える発明を重ねてきました。ガラス科学、セラミックス科学、光学物性に関する圧倒的な専門知識と、強力な製造・エンジニアリング能力を武器に、産業に変革をもたらし人々の暮らしの向上につながるような、様々な定番製品を開発してきました。研究開発およびエンジニアリングへの継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして各業界で世界をリードするお客様との深い信頼に基づく協力関係により、大きな成果を上げてきました。コーニングの能力は幅広く応用可能で相乗的な効果を発揮します。こうした能力を武器に、絶え間ない市場ニーズの変化に応えるべく進化し、変動の激しい業界において、お客様の新たなビジネス機会の創出をサポートしています。現在、オプティカルコミュニケーション、モバイルコンシューマーエレクトロニクス、ディスプレイ、オートモーティブ、太陽光、半導体、ライフサイエンスの各市場で事業を展開しています。

 

■ コージンバイオ株式会社について

 コージンバイオ株式会社は、細胞培養培地の研究・開発・製造・販売を手がけるバイオテクノロジー企業です。再生医療、細胞治療、創薬支援を中心に、高品質で安定供給可能な製品を国内外に提供し、ライフサイエンス分野の発展に寄与しています。

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